レッスンで行っている花講義の中から抜粋してご紹介します。ぜひ花のある生活のご参考になさってください。
花を飾るときに花色に目がいきがちですが、葉物や実物、そして花器の色にも気を配ります。花器の色が無彩色(黒・白・グレー)又は透明(ガラス等)であれば、花色を選ばないので気にする必要がありません。
1つのアレンジ使用する色は、3色まで、又はグラデーションにするとまとめやすく美しく仕上がりますのでお勧めです。この3色には、葉・実・花器の色も含みます。そして無彩色の場合にはこの数にカウントしません。
色の組み合わせは、ぜひ美しいと感じる配色を試してみましょう。花の世界だけでなく、ファッションやポスター、本の装丁、ウィンドウディスプレイ等、配色のヒントになるものは周りにたくさんあります。
また配色だけでなく、その色の配分にも気をつけます。さし色やポイント使いであれば、(1:9 )ないし (2:8) 、グリーンと残りの花色で(3:7)等がバランスが取りやすいでしょう。
全体のトーンが暗く感じた時には白を足していくと明度が上がり明るくなります。
フレンチスタイルで人気のある色使いには、様々なグリーン・白・紫・ピンクを使ったものや、強い色通しを組み合わせた使い方が非常に上手く洗練されています。